給排水設備はその容量の把握、および配管ルートがどこを通っているか、
この2点の把握がポイントです。
工場改修が行われる場合、既存と改修後において、必要な給水量、あるいは生じる排水量に関して変化がないか、そしてそれが現在の設備で十分な量が確保できているかを検討しなければいけません。もし給排水において十分な量が確保できなければ設備の改修はもちろん、水道局への申請作業も必要となります。また、配管の老朽化(錆など)や漏水が発生している場合はすぐに改修が必要です。
工場改修の際は給排水の配管ルートを把握しなければいけません。配管自体を改修する際はもちろん位置を把握する必要があり、加えて、土間の改修などの場合に配管ルートを把握しておかなければ、重要な配管を傷つける恐れもあるためです。ルートの把握方法としては建築時の図面があれば簡単に把握できます。図面が無い場合でも専門家に相談すれば、実地調査にてルートを判断することができる場合もあります。